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ビスクドール講師・ヨーロピアンポーセリンペインティングインストラクター足達英子さんインタビュー

財団: 今回はビスクドール認定講師でありヨーロピアンポーセリンペインティングのインストラクターをされている足達英子さんをご紹介いたします。
さて、早速ですがヨーロピアンポーセリンペインティングとはどのようなものなのでしょうか?
足達英子さん
   
足達: ポーセリンペインティングとは白磁に絵付けをして高温で焼成し主に食器や花瓶,飾り皿などを作る趣味のことです。大別しますと、マイセンやセーブルに代表される繊細な絵付けのヨーロピアンと呼ばれる手法と、アメリカンと呼ばれる一気に描き上げる絵画的な手法とがあります。
その中でもマイセン窯のアウグストゥス王、ベルリン窯のフリードリッヒ2世、セーブル窯のポンパドゥール夫人、ウィーン窯のマリアテレジア、そして、ロシアのエカテリーナ2世等は有名だと思います。
 
財団: 足達さんがポーセリンペインティングを始めようと思った動機を教えて頂けますか?
 
足達: 私がポーセリンペインティングに出会ってから20年以上になります。私が始めたきっかけはヨーロッパ装飾磁器(ブランド食器)への憧れも少しはありましたが、その事よりも描く事の楽しさ、使う事の楽しさが感じられたからです。
 
財団: どのような道具を使うのですか?また、絵具は特殊な絵具なのですか?
 
足達:  道具は水、絵具、筆、お皿、作品を作るスペースもテーブル半分(90cm角)位あれば十分出来ますよ。
絵具はガラス質と顔料(着色剤)から成り、顔料は色々な金属酸化物を調合して出来ています。800℃で焼成し、食器として安全な物を使っています。
   
財団: 絵具は油彩と水彩があるそうですが、違いはあるのでしょうか?また、各々の特色は?
 
足達:  油彩は主に色彩のはっきりとしたセーブルの様にゴージャスな作品があっていると思います。水彩はロイヤルコペンハーゲンの様に透明感のある植物画等にあっていると思います。
今は臭いが無く、絵具の扱いも楽ですし作品にも透明感がありますし、日本人にはあっていると思い私は水彩の方を主に使用しています。
 
財団: 作品の大小、絵付けにより異なるとは思いますが、たとえばコーヒーカップとソーサーで制作時間はどれくらいかかりますか?
 
足達:  そうですね。やはり、作品の大小によっても異なりますが、色数や金彩の細かさ等によっても制作時間はことなります。
たとえば、桜の花のように単彩でさっぱり仕上げる絵柄ですと、2〜3回のレッスン、5〜8時間位で出来ると思います。
 
財団: 作品制作でのご苦労はありますか?
   
足達: 苦労とは言えないと思いますが、800℃で2〜4回焼成しますので窯を開けた時、自分の思った色や影が出来ていない場合があります。
がっかりするときもありますが反面、次はどの様にすればうまく行くかな?とチャレンジする事が楽しみでもあります。
 
財団: 絵心が無くても始めることは出来ますか?
 
足達:  この質問はポーセリンペインティングを始めようとする時、一番多く出される質問です。
学校での図画工作の才能は無くても大丈夫ですよ。ペインター達の残した素晴らしい下絵も数多くありますし、大好きな物をお皿に描きたいと思う心が一番大切だと思いますよ。
あとはたくさん描く事でしょうか。どなたにでも始めて頂けると思います。
 
財団: そろそろ、お時間ですので最後に今後の抱負等あればよろしくお願いします。
 
足達:  これからもポーセリンペインティングの楽しさ奥の深さを多くの方に知っていただくために制作を続けていきたいと思います。
そして、自分の目標としてはヨーロッパの華やかな装飾磁器の良さと日本人としての“おくゆかしさ”の感じられる作品、また、平面に描かれた作品に少しでも生命力が感じられるようになればと思っております。
 
財団: 本日はお忙しいなか、大変ありがとうございました。
 
足達: こちらこそ、ありがとうございました。
 
〈お知らせ〉
  5月16日(火)〜5月21日(日)まで市川市八幡市民談話室2階「文化の広場」で市川ゆかりの作家展で「手描き食器によるテーブルウェアー展」を開催いたします。
10:00〜17:00 入館無料
手描き食器によるテーブルウェアー展
〈関連サイト〉
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