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| 財団: |
穂積さんの工房にお邪魔して、お話を伺いました。 アトリエには、ところせましと材料や制作中のかんざしが並んでいます。色や形、素材もさまざまです。 「江戸つまみかんざし」と聞くと古典的なイメージがありましたが、現代的なデザインや素材を使ったものも結構ありますね? |
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| 穂積: |
はい。流行の先端を常に研究して、作品に取り入れることをこころがけています。 過去を振り返らず、伝統に縛られすぎないことでより良い作品が生まれると思っています。 |
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| 財団: |
つまみかんざしとは、どのようなものなのでしょうか? |
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| 穂積: |
現代では、主に、七五三や成人式の際に、女性の晴着のひきたて役として、髪を飾っていますが、その歴史はとても古いです。 つまみかんざしが誕生する以前、生花や紅葉の枝を髪にさした“花かんざし”というものがありました。源氏物語にも、この花かんざしを、髪刺(かみざし)と呼んでいたことが出ています。これには、“挿頭花”の文字があててあり、宮廷の集まりには男女とも髪や冠に髪刺をさして参席したということです。 “つまみかんざし”の名は、切手ぐらいの小さい絹の布きれを、指でつまんで作ることに由来します。江戸時代の初期に生まれ、その製法は当時とほとんど変わっていないと言われています。 百年以上もの歴史があるということで、東京都の伝統工芸に指定されていますし、千葉県伝統的工芸品としても個人指定されています。 |
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| 財団: |
穂積さんが、江戸つまみかんざしをはじめようと思った動機を教えていただけますか? |
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| 穂積: |
自分で選んだものではなく、親に言われるままに入った道です。 何も考えることなく、仕事を続けたらいつの間にか54年も経ってしまいました。 |
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| 財団: |
その江戸つまみかんざしが、どのように作られるのか、ひとつ教えてもらえますか? |
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| 穂積: |
では、ここでは基本的な作品を紹介しますね。「梅の花のかんざし」を作りましょう。 |
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| 財団: | ところで、このたび、小・中学生を対象に、つまみかんざしを制作する体験教室を開催することになりました。(※応募方法等詳細は、下記をご覧下さい。) 穂積さんには、講師としてご協力していただきますが、参加する子供たちへメッセージをお願いします。 |
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| 穂積: | 絹で、夏のゆかたに似合う、花かんざしを作ります。色は涼しげなピンクか白、水色などです。各色の材料はこちらで用意していきますので、自分の好きな色で作ってみましょう。皆さん、是非参加してください。 |
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| 財団: | では、最後に今後の抱負等あれば、よろしくお願いします。 |
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| 穂積: | ツマミの技術を活用して、髪飾りだけでなく、コサージュやブローチ等、服飾等にも進出してみたいです。 |
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| 財団: | 本日は、お忙しい中、大変ありがとうございました。 |
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| 穂積: | ありがとうございました。 |
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