＜レトロな洋館で聴く＞第10回　セピアの電蓄音楽会

【開催概要】

　その昔、レコードやソノシート、カセットテープといった録音媒体がありました。

年配の方はよくご存じでしょう。しかし若い方はその存在すらも知らない方が多いか

もしれません。いわゆるアナログ音源ですが、デジタル時代の現在、そのやわらかく

懐かしい響きが見直されてきています。

　この音楽会では、昭和30～40年代にごく普通の家庭で聴かれていたであろう響きを

再現します。土曜の午後、クラシックの名曲と懐かしいポピュラー音楽をゆったりと

楽しみませんか。入退場自由です。散歩がてら素敵な洋館にお立ち寄りください。

 

【プログラム】

第1部　昭和の音色ーSPレコードとカセットテープ

　戦前の音色の代表であるSPレコードを機械式蓄音機と電蓄で楽しみます。戦後にな

ると、昭和40年代にレコードよりも気軽に聴けるカセットテープが登場しました。カ

セットテープは市販の音楽ソフトのほかに、エアチェックとよばれる個人でラジオ番

組を録音するという楽しみもありました。

【曲目】

　SPレコード：戦前のシャンソンを当時の演奏で聴きます。

　カセットテープ：主催者が37年前にAMラジオから録音したジャズ・ピアノの番組を

楽しみます。

 

第2部　ショパンのバレエ音楽「レ・シルフィード」の魅力

　ショパンのピアノ曲を編曲したバレエ音楽「レ・シルフィード」は、初めからバレ

エのために作られたと思うほど優美な魅力に満ちています。オーケストラで全曲を聴

いた後、原曲のピアノ曲やポピュラー・アレンジものを楽しみます。

【曲目】ショパン（ダグラス編）：バレエ音楽「レ・シルフィード」

ショパン：レ・シルフィードの原曲である前奏曲、ワルツ、マズルカ等のピアノ曲と

それらをポピュラーアレンジしたもの

 

※現代の電蓄（電気再生方式）でレトロな音源を楽しむ音楽会です。部分的に機械式

蓄音機も使用します。クラシックや古いポピュラー音楽が中心です。ロック系や若い

人向きのJ-POPはありません。あらかじめご了解ください。