＜レトロな洋館で聴く＞第6回　セピアの電蓄音楽会

その昔、レコードやソノシート、カセットテープといった録音媒体がありました。年配の方はよくご存じでしょう。しかし若い方はその存在すらも知らない方が多いかもしれません。いわゆるアナログ音源ですが、デジタル時代の現在、そのやわらかく懐かしい響きが見直されてきています。
　この音楽会では、昭和40年代にごく普通の家庭で聴かれていたであろう響きを再現します。土曜の午後、クラシックの名曲と懐かしいポピュラー音楽をゆったりと楽しみませんか。入退場自由です。散歩がてらに素敵な洋館にお立ち寄りください。

第1部　セピアの音色　SPレコードとカセットテープ　14:00-15:00
　昭和30～40年代で役割を終えたSPレコード、昭和の音色が詰まっているカセットテープを取り上げます。SPレコードは親しみやすいクラシックを機械式蓄音機で再生します。カセットテープは、台湾の作曲家によるめずらしい横笛協奏曲を聴きます。

第2部　浮き浮き春の音楽　15:10-16:10
　春爛漫の季節にふさわしい、春にちなんだ曲をお届けします。この音楽会ではクラシックとポピュラーの区別はありません。ジャンルにこだわらずに気楽に聴ける曲を選んでいます。ふだんどちらかのジャンルしか聴かない方も、ぜひ聴いてみてください。
曲目：春に寄せて、突然春が、ヴァイオリン・ソナタ「春」、春のごとく（3種類の演奏による聴き比べ）、春の祭典

※現代の電蓄（電気再生方式）でレトロな音源を楽しむ音楽会です。部分的に機械式蓄音機も使用します。クラシックや古いポピュラー音楽が中心です。ロック系や若い人向きのJ-POPはありません。あらかじめご了解ください。