私は大学で機械やインターネットについて学びながら、アルバイトとして地元のお祭りやイベントなどのスタッフをしていました。大学での勉強や研究も楽しみながら過ごしていましたが、アルバイトでの経験から人の笑顔が直接見えるところで働いてみたいという気持ちが芽生え、専門の分野とは違いましたが就職活動の際に財団を志望しました。
私の所属する舞台担当では、主に大・小ホール利用の安全管理や利用のご案内をしています。
市川市文化会館は多目的ホールなので、オーケストラやライブに演劇やダンスなどの芸術の場としてはもちろん、講演会や式典に社内会議などの大人数で行うイベントの場としてなど、様々な使い方があります。その中で我々は利用者の方と事前の打合せや下見を経て、当日の舞台設営の安全管理から施設の使い方の案内をしております。
我々舞台担当にとっては日々の業務ではありますが、利用者の方々にとってホールを使う日というのは大事な一日であると思います。それを忘れずすべての利用者の方にとって良い1日となるよう心がけています。
舞台や公演がどうやって作られていくかを間近で見ることができるのは大きな魅力だと思います。本当に同じ場所?と思いたくなるくらい違う世界になっていくのは、数年勤めた今でも不思議で楽しい世界だなと思います。 また、利用者の方が満足そうに会館を後にしていく姿を見れたときは特に嬉しいです。
ホールの利用はどの利用者にとっても特別な日だと思っていて、舞台に立つ方も裏方さんもその日に向けて沢山準備をしていらっしゃいます。会館側の担当として利用者の方の強い気持ちがプレッシャーになるときもありますが、無事に公演を終えて満足そうにしている姿を見るときは、この仕事をしていて良かったと感じます。
これからも経験を積み、色々なジャンルの舞台芸術の利用に対応できるような職員になりたいです。市川市文化会館は多目的ホールなので、どんなことでもできる場所だと思っています。古典的な芸術から最新の芸術まで幅広い催しを受け入れることで、少しでも多くの方が会館に足を運んでくれたらいいなと思っています。
市川市文化振興財団は、デスクワークがメインの部署だけでなく、舞台担当のように現場に立つ部署もあります。様々な立場や視点から公演に携わることができる職場はなかなか無いと思います。応募することに特別な理由も資格も必要ありませんので、興味がある方はぜひ応募してみてください。
財団の雰囲気としては、アットホームながら職員同士適切な距離感が取れている印象です。色んな経歴の人がいることから偏った考えも無い職場なので、入社したけど居場所が無かったらどうしようとか、人付き合いで疲れてしまわないかなどの心配は必要ないかと思います。もちろん似たような考えの人とばかりと仕事をするわけではありませんが、お互いの考え方を尊重しながら目標へ進んでいける職場であると思います。
また、年齢・立場問わず自分の考えを発信しやすい雰囲気が大事にされていると感じます。挑戦してみたい業務や公演やイベントの企画提案を発信する機会も多いですし、もちろん全部が全部通るわけではありませんが、最大限背中を押してくれる職場です。
これから入職される方たちにも、自分の個性を大事にしながら違う価値観や考えも尊重できる職員になってほしいなと思います。